社会資本としての住環境研究会 第3回
■会場 東京大学本郷キャンパス 国際学術総合研究棟2階 第7教室
本郷三丁目駅 地下鉄丸の内線より 徒歩8分・地下鉄大江戸線より徒歩6分
住所:東京都文京区本郷7-3-1
マップ
主催:一般社団法人 LIFETIME HOMES ASSOCIATION
共催:交通エコロジー・モビリティ財団
■趣旨
日本における地域包括ケアシステムは、社会的共通資本としての「制度資本」に福祉をとりいれたものと考えられますが、制度を活用する場としての住宅がその制度基盤の中心におかれています。福祉施設や公的な社会住宅はもちろん、住まいとしてはマンションや戸建て住宅もその制度基盤をなしています。そこでは、制度資本を支えるものとして住宅も一種の社会的共通資本としての「社会的インフラストラクチャー」として捉えていかなくてはなりません。
地域包括ケアシステムにおいては、サービスを利用する人それぞれの住まい方に応じた住まいが提供されることを基本としています。介護や看護のサービスが必要なとき、今ある生活の延長上で住まい方を考えていく上で、それぞれの住まいがそのための備えをしていなければ、様々な困難が生じることになりかねません。今いる地域の中で暮らし続けるためには、その地域のサービスを充分利用でき、さらにはその地域の人と交流し、その地域で活動できることが重要であり、そのためにその人の住まい方にあった住宅が整備されていることが欠かせません。生活が地域とつながり続けるためには、住宅や建築、そして地域のデザインには何が必要なのでしょうか。
三回目の社会資本としての住環境研究会では明治大学園田真理子教授をお迎えして、地域のなかでの住宅のありかた、「地域と住宅」の関係を考えたいと思います。
■プログラム
18:30-18:35:ご挨拶 丹羽菜生(一般社団法人LIFETIME HOMES ASSOCIATION 理事長・中央大学研究開発機構助教)
18:35-19:00
【LIFETIME NEIGHBOURHOODSの実現】
丹羽太一(一般社団法人LIFETIME HOMES ASSOCIATION 理事・東京大学経済学研究科REDDY・建築家)
19:00-19:45
【地域と住宅】
園田真理子先生 (明治大学理工学部建築学科教授)
19:45-20:00:質疑とまとめ
*第1回研究会「地域の中で考える住宅のあり方について」2018年1月
*第2回研究会「わたしと地域の回復—多様性のまちづくり」2018年4月
当研究会では、「社会資本としての住環境研究会」として定期的に勉強会を開催する予定です。福祉制度における「社会資本としての住宅」の役割に加え、地域においてどのような住環境が提供されるべきなのか、といった「社会的インフラストラクチャー」としての住宅と地域のあり方を探っていくことを目的とした研究会です。